ナチ党員で、日和見主義的な戦争利得者でもあったドイツ人実業家オスカー・シンドラーは、ポーランドのクラクフにある自身のホーロー製品工場で1000人以上のユダヤ人難民を雇用することで、ホロコーストから救い出した。シンドラーは自らの命と財産を危険にさらしながらも、その影響力と資源を駆使し、迫害と死の危険から労働者を守り、ついには人命の真の代償と、言葉に尽くせない悪に直面した際の慈悲の力に気付いた。